2017.04.19 歯がしみると感じたことはありませんか?
冷たいもの、温かいもの、甘いもの、息を吸うとき、歯磨きをするときにしみるといった症状はありませんか?
それらの症状は虫歯が原因でなければ『知覚過敏』であることがほとんどです。
『知覚過敏』とは歯の神経が刺激によって敏感になってしまった状態のことを言います。虫歯ではなく歯が欠けていたり、汚れ、歯周病の進行などで起こります。そのため症状に合わせた治療が必要になります。
治療の方法の1つとしてご自宅でできるのが知覚過敏用の歯磨き粉の使用です。代表的なものには『シュミテクト』があります。
シュミテクトの効果的な使用方法は、歯磨きをした後5~10分程度うがいをしないことです。
泡の中にお薬の成分が入っており、それが歯に浸透するまで時間がかかるためそのような使い方をすると効果が高くなります。
シュミテクトは2週間使用すると約半分の方、4週間使用すると8割の方に効果がみられます。ただ、症状の強さによっては4週間使用してもあまり効果がみられず、しみる症状が残ることがあります。症状の強さによっては歯の神経を取らないと症状がなくならない方もいます。歯の神経を取るのはあくまで最終手段ですが、しみるのがあまりにも気になって生活にも支障をきたすようであればご相談ください。症状の強さによっては神経を取った方がいいこともあります。
診査・診断をしないと知覚過敏であるかどうかはわからないため、気になる方は予約をとっていらしてください。