けやき通り歯科クリニック

歯周病治療について


歯がぐらつく、歯茎からの出血、歯茎の腫れ、口臭等は歯茎の病気です。
その原因は食事の食べカスや磨き残しがほとんどです。その汚れをキレイにし、再度汚れがたまらないようにするのが歯周病の治療になります。

歯周病とは歯を支える歯茎の骨を溶かす病気ですが、これは一度骨が溶けてしまったら元通りにすることはできません。そのため歯周病は悪くなる前に治療していくことが重要となります。

歯周病の治療とは1~2回やったからそれで大丈夫というものではありません。

歯周病は完治しない病気です。

そのため歯周治療とは定期的にやっていくことによってはじめて効果を発揮します。

それをするとしないとでは10年後、20年後のご自身の歯の状態は全く変わります。

歯周治療を行わなければ歯ぐきは下がり、歯がグラグラになっていきます。しかし、グラグラになってしまってから来院されても元に戻すことができないので歯のぐらつきは治すことができません。

治療の方法として他の歯とくっつけることによって歯のぐらつきをなくすという方法もありますが、根本的なところは何も治っていないのでその状態が続くと隣の歯もぐらつくようになってしまい、共倒れになることもあります。

当院では多くの患者さまにご理解していただき1~4か月に1回の定期健診及び歯周治療を行っています。

歯がなくなってから治療するのでは遅いのでなるべく早期の治療(30代からの治療)を始めることをオススメします。

歯周病Q&A

Q1 歯周病(歯槽膿漏)とはどんな病気ですか?
Q2 歯茎が腫れたり、出血をします。これは歯周病ですか?
Q3 歯茎の病気は何が原因ですか?
Q4 プラークを取り除く方法はありますか?
Q5 歯周病とはどんな症状がありますか?
Q6 歯周病を予防することはできますか?

Q1 歯周病(歯槽膿漏)とはどんな病気ですか?

歯を支えている組織が炎症を起こし、歯茎の骨を溶かす病気です。
健康な歯でも、この病気にかかると歯が抜けてしまうことがあります。

Q2 歯茎が腫れたり、出血をします。これは歯周病ですか?

検査をしてみないと詳しいことはわかりませんが、その可能性はあります。歯茎の病気は2種類あります。1つは歯肉炎といって歯茎だけが炎症を起こし、腫れたり出血をしたりします。もう一つは歯周病といって炎症がより深く進行し、歯を支えている骨が溶けていきます。

Q3 歯茎の病気は何が原因ですか?

原因の多くはプラークという汚れです。プラークというのは歯の表面にできた細菌の塊で、唾液中に存在する細菌が歯の表面に付着し、歯と歯茎の間に入っていきます。この細菌の塊が炎症を引き起こします。

Q4 プラークを取り除く方法はありますか?

プラークはブラッシングをすると除去することができます。プラークを取り除かないと蓄積され、石灰化して歯石となります。歯石ができると新しいプラークが付着しやすくなり、炎症をより進行させる原因となります。

Q5 歯周病とはどんな症状がありますか?

歯周病は慢性疾患のため、ご自身では気付かないことが多いです。主な症状としては次のものがあります。
・歯茎から出血する
・歯茎が退縮して歯が長く見える
・多くの歯石がついている
・歯がグラグラする
・歯と歯の間の隙間が大きくなった
・口の中がネバネバする
・口臭がある
などです。

Q6 歯周病を予防することはできますか?

予防することは可能です。まず一番に大事なことがご自身でのブラッシングです。毎日の歯磨きをしっかりすることがかなり重要となります。ただ、ご自身で100%キレイに磨くことはかなり難しいことです。専門家であっても難しいです。今日磨けなかった所は明日も磨けません。その積み重ねによって汚れは蓄積し、歯周病になってしまうため定期的なメンテナンスを行うことも重要となります。