2016.07.13 歯の治療は“治った(元に戻った)”ではない!
多くの方が今まで虫歯の治療をした経験があると思います。
虫歯の治療は小さいものだと歯と同じような色の詰め物であったり、範囲が大きければ銀歯などの治療をすることがあります。
ただ、虫歯の治療は基本的に歯を削って治療を行います。歯は一度削ったら元には戻りません。実際、虫歯の治療とは“治った(元に戻った)”ではなく“他の材料に置き換わった”ということになります。
風邪などであれば“治った(元に戻った)”ということが当てはまりますが、胃がんなどで胃を切除したら治った(元に戻った)ではないですよね。
そして虫歯は一度治療をしたらもう虫歯にならないかというと当然そんなことはありません。
虫歯が出来たところはご自身で歯を磨くのが苦手なところです。そこを治療したとしても磨くのが苦手なままであれば当然再度虫歯になる可能性があります。
そこで重要になるのが“メンテナンス”です。
ご自身で100%磨くことはかなり困難です。歯科医師や歯科衛生士などの専門家であっても難しいことです。磨けなかったところが3ヶ月、半年と経過することにより虫歯になったり、歯周病になったりするのです。
それをメンテナンスすることによって定期的に汚れがない状態にすれば虫歯や歯周病を予防できるので歯を長く残すことができます。
また、事前の説明によりご希望された方は虫歯になりにくい材料と最高の技術で治療を行います。
咬めなくなって、歯がなくなって困り始めるのは年をとってからです。10年後、20年後の食生活をどうしたいか?というのはなかなか想像がつかないとは思いますが考えることも必要ではないかと思います。